0歳から始める
むし歯予防
子どもの歯は大人の歯よりも弱く、むし歯になりやすいです。また、むし歯になる原因は両親などからの「感染」が原因であるため、0歳からむし歯予防を意識することが大切です。
可愛い我が子を、むし歯にさせたくない気持ちは皆同じです。むし歯にさせないためには「歯を強くする(フッ素)」「食生活を改善する(甘いものを食べる時間を考える)」「歯を綺麗にたもつ(歯磨き)」の3つが大切です。
当院では、お子さんの口をかかりつけ医として、歯を一緒に守ります。
子どものむし歯予防について
むし歯予防は0歳から始めましょう。むし歯のリスクを高める要因を知れば、早い段階で適切な予防習慣ができあがります。特に重要になるのが食事です。
糖分が多く含まれている飲食物(ジュースやお菓子)は細菌の大好物。お子さんは歯質が弱く、むし歯になりやすいので注意しなければいけません。また、生まれたばかりの赤ちゃんには、むし歯菌が存在しないため、親御さんが口移しで食事を与えるのは避けましょう。当院では、お子さんや親御さんの状況に合わせて、むし歯や歯周病に関する様々なアドバイスを行っています。
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毎日お家で行う予防
- 仕上げ磨きは必ず続けましょう
- 糖分を多く含む食事はできるだけ避けましょう
- 親御さんもお口の状態を清潔に保つことが重要です
- スプーンの共有、口移しで食事を与えるのは控えましょう
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歯科医院で行う予防
- むし歯の有無、リスクチェックを行います
- 歯のクリーニング、歯磨き指導でセルフケアの精度を高めます
- フッ素塗布やシーラントでむし歯予防を行います
- むし歯の情報、食生活のアドバイスなどをレクチャーします
ステファンカーブで見る口腔内環境
「ステファンカーブ」とは1943年にロバート・ステファンが発表した、ヒトの歯垢のpH変化を測定した研究結果です。お口の中が酸性になったり、中性になったりといったpH値は、食事内容、細菌数や種類、唾液の分泌速度などと密接に関係しています。唾液の緩衝作用によってpHの回復が正常に働けば、むし歯のリスクは抑えられると言われています。
バランスの取れたステファンカーブ
お口の中の細菌は、食べかすなどに含まれる糖を分解して酸をつくります。食事後、その酸によって口腔内のpHは一時的に酸性状態になります。ただ健康な方の場合は、唾液の作用によって元のph値に戻り、歯質が回復します。これを「再石灰化」と呼びます。
バランスが崩れてしまったステファンカーブ
pHの低い状態(酸性状態)が一時的なものであれば、再石灰化の効果でむし歯になるリスクは抑えられます。しかし、糖分の多い食事ばかり摂取していたり、間食が続いたりと食生活に問題のある場合はpHの値が回復しません。再石灰化が起きにくくなることで、初期むし歯の発症リスクを高めてしまうのです。
0歳から習慣付けて、一生むし歯の無い口腔内へ
乳歯の頃からむし歯の多い口腔環境だと、永久歯が生えてからも様々なトラブルが起こります。「乳歯は生え変わるから、むし歯になっても大丈夫」と考えるのは大変危険です。0歳から永久歯が生え揃う頃まで歯を守る習慣を続ければ、生涯にわたってむし歯や歯周病とは無縁の健康な口腔環境を手に入れられます。
当院では「歯を削った事が一度も無い」「歯科医院で怖い思いをした経験が無い」といったお子さんを、一人でも多く増やすことを目標にして日々の診療を行っています。
安心して0歳から
通える理由
お子さんが生まれたら、いつから歯医者に通いはじめればいいのか迷いますよね。
歯医者嫌いにしたくない…一生むし歯にならないお口にしてあげたい…
そんなご両親の想いに寄り添い、お口の健康をサポートできるのが当院の特徴です。歯が生え始める6か月頃には歯医者デビューしましょう。
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2児の母でもある女性歯科医師が担当
当院には2児の母でもある女性歯科医が在籍しており、子供の接し方にも気を配っています。毎日のケアの方法など、実際に女性歯科医が体験したことを踏まえてお話しますので、なんでもご相談ください。
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衛生面に気を配った広々とした待合室・診療室
30年以上続く歴史ある当院ですが、毎日の清掃と衛生設備で常に清潔な状態を保っています。ベビーカーでご来院できる広々とした院内で、リラックスして治療を受けて頂く事ことができます。
子どもの歯の予防方法
フッ素塗布
フッ素塗布を行うのに適した時期は、歯が生え始めた直後です。小さなお子さんでは6ヶ月ごろから歯が生え始めますが、乳歯は永久歯に比べるともろく、むし歯になりやすいため、早めの予防がカギとなります。さらに、子どもはおとなしく歯磨きをさせてくれないことや、磨く前に急に寝てしまったりすることもしばしばあるため、フッ素塗布が有効になります。
歯のエナメル質を強化したり、細菌の繁殖を防いだりとフッ素塗布には様々なメリットがあります。特にお子さんは歯質が弱いため、定期的にフッ素塗布を行うと、効果的なむし歯予防に結びつきます。
シーラント
最初に生えてくる永久歯を6歳臼歯と呼び、歯の溝が深いのが特徴です。そのため特に磨き残しが多くなり、むし歯のリスクが高い歯でもあります。そこで、歯科用プラスチックであらかじめ溝を埋めておけば、汚れが付着しにくくなります。これをシーラント充填と呼びます。
TBI(歯磨き指導)
担当の歯科衛生士と一緒に楽しみながら、正しい歯磨きの方法を学んでいきます。特にむし歯ができやすい「歯と歯の境目」や「歯と歯ぐきの間」を磨けるようになると予防効果も向上。磨き残しの少ない歯磨きを頑張って習得しましょう。
定期検診で、大人になっても健康な歯を維持しましょう
乳歯は永久歯に比べて柔らかいのが特徴です。つまり歯質が弱いため、むし歯になりやすい傾向にあります。しかも初期のむし歯はなかなか自覚症状がありません。むし歯になってから治療を行うと、少なからず負担は生じるので、お子さんにとって歯科医院が苦手な場所になる確率が高まります。ぜひお子さんが大人になっても気軽に歯科医院に通えるよう、定期検診でむし歯を予防する治療を受けましょう。
プレオルソ
(口腔機能管理)
「常に口で呼吸している」「指しゃぶりが改善しない」などで困っている親御さんは数多くいらっしゃいます。当院では「プレオルソ」という矯正治療を導入しているのが強みです。乳歯の時、もしくは乳歯と永久歯が混在している時期、プレオルソが効果的です。骨が軟らかい時期なので、痛みと治療費を最小限に抑えて、綺麗に永久歯の生え揃う環境を手に入れられる可能性が高まります。他にも永久歯が生え揃って以降に行われる「本格矯正」が必要なくなったり、抜歯をしなくて済んだりと様々なメリットがあります。